腫瘍

ハムスターなどの「げっ歯類」に多い疾患で、高齢になるほど頻発します。発生部位は、上腕部、頸部、胸部上腕部、腹部、頬部、鼻腔、口腔、臭腺部など様々です。触ってみて、こりこりとしていて、日増しに大きくなってくると腫瘍と思われます。
悪性の腫瘍は手術で取り除いてもらいますが、良性のものは、そのまま抱えていても割合い平気です。特に、授乳中の母親は、乳腺炎から腫瘍になってしまう事 が しばしば見られます。この場合は、病院から、塗り薬と抗生剤の飲み薬が処方されますので一週間位は続けます。赤ちゃんが未だ小さい場合は、影響が出ると大変ですので、その間授乳は止めます。その代わりに、赤ちゃんは人工ミルで育てます。「育て方は別記します」。腫瘍でも、早くに手術をすると、その後は普通に生活が出来ます。全身麻酔で手術をしますので、入院となる事もあります。腫瘍の手術が出来ない場合もあります・・腫瘍の出 来た場所とか、その子の体調などで・・。ハムスターのような小動物は、一日食事を摂らないだけで脱水症状を起こしてしまう恐れがありますので、自分の力で餌を噛めなくなり始めたら、食べ物は簡単な流動食にします。

 

なっちゃん手術


 

2001年4月30日頃の写真と日記にアップしてありますが、夏子ことなっちゃんが悪性の癌にかかり1ヶ月で4回の手術を受けた時の写真です。右腕は切断されて食べ物を食べる事も大変でした。何時も右の頬袋に食べ物を入れていたなっちゃんは、右手が無いので頬袋から出す事が出来ません。頬袋に詰まったモノを出してあげる作業も結構大変でした。       2001年4月30日なっちゃんへ


 

 

 手術後